2018年1月1日月曜日

必然的なフクシマ以上。


「俺について語るように、みんなで議論しちゃえばいいじゃないか」


2017年12月21日

ウーマン村本に聞いた「THE MANZAI」ネタへの決意「自由に発言する」

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ウーマンラッシュアワー村本大輔さん=東京都中央区、池永牧子撮影
ウーマンラッシュアワー村本大輔さん=東京都中央区、池永牧子撮影
 17日夜に放送された「THE MANZAI」(フジテレビ系)での、お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の漫才が話題になっています。原発、沖縄、日米関係などを盛り込んだ漫才でした。ネット上では「やっとこういう芸人が出てきた」「爆笑しながら泣きそうになった」「漫才じゃない」「漫才に政治観を出すな」など賛否両論が飛び交っています。20日、取材に応じた村本大輔さん(37)に、この漫才に取り組んだ理由や、反響から感じていることを聞きました。
ウーマンラッシュアワー村本大輔さん=東京都中央区、池永牧子撮影
ウーマンラッシュアワー村本大輔さん=東京都中央区、池永牧子撮影

簡単なことには「いいね」するのに、なぜ?

 村本さんは、放送があった17日夕方、都内であった独演会で「放送されなかったら、フジテレビのネタ番組にはもう出ない」と話していました。

 テレビ番組で政治や時事ニュースを扱うお笑いが少ない中、どうしてこのような漫才に取り組んだのでしょうか。ネタを書いた村本さんは、きっかけの一つは、ネットテレビ局のAbemaTVでニュース番組に出るようになったことだといいます。
「被災地に行かせてもらったり、沖縄の基地の話を聞いたりして、僕の中のニューストピックに(そういう話題が)入るようになった。それまでの僕のニューストピックって、女の子とごはん食べたとか、後輩芸人がむかついたとかだったわけです」

 自身の関心ごととなった時事ニュースをツイッターでつぶやいてみると、気になることがあったといいます。
「沖縄とか原発のことや、知り合いが自ら足を運んで被災地の声を聞いた記事を、いつも通りツイッターで紹介すると、無反応だったんですよね。『パンケーキ食べた』とか『芸能人に会った』とかは、ぶわ~っと『いいね』や『リツイート』が押されるのに」

「簡単なことに『いいね』が押されて、被災地記事がスルーされる。すごい疑問を持ったわけです」

17日に東京国際フォーラムであった、村本大輔さんの独演会「ウーマンラッシュアワー村本の大大大演説」
17日に東京国際フォーラムであった、村本大輔さんの独演会「ウーマンラッシュアワー村本の大大大演説」

「異質なもの」を分かりやすく

 漫才は、「ようこそ○○へ」という形式でした。「沖縄に住みたい」という相方の中川パラダイスさん(36)に村本さんが「簡単には住ませない」と言い、沖縄の抱えている問題を問います。中川さんが「辺野古移設問題」「高江のヘリパッド問題」などと答え、2人は東京五輪は日本全体で盛り上がるのに、基地は沖縄に押しつけているとテンポよくかけあいます。最後は「沖縄に思いやりを持て~!」と中川さんが叫び、村本さんが「ようこそ沖縄へ!」と手を握ります。
 これを福井、熊本、アメリカ、北朝鮮などで、それぞれの場所に関する時事ニュースを取り込みながらくり返し、漫才の最後に日本の問題は「国民の意識の低さ!」と締めくくります。風刺性に2人の速い掛け合いが相まって笑いを誘います。
 村本さんのスタイルは「自分の言いたい事」をネタにすること。この漫才も、自身が言いたいこと、見たいものを、自身が得た情報を取り込んで笑いにしようと練ってきたのだといいます。

 実は、これまでに舞台で今回のような漫才を披露し、他の芸人から「芸人ちゃうやん」「政治家やん」「何あれ?演説~?」と言われた経験がありました。
「芸人はそういう目で見るんですよ。異質なものだから。THE MANZAIの中でも異質なことをしたと思うんですよ」

 「異質なもの」を「ようこそ○○へ」というキャッチーな言葉を使い、分かりやすく「調理」するように工夫をしたといいます。
「普通にしゃべってても伝わらないわけですよ。伝えるために、俺はお笑いにできる。自分の得意な、一番好きな、一番楽しいものに作り替えて、その中にちりばめることで、みんなが手に取り出すんですよ」

「最高のエンターテインメントとして、『おいしい!』と言われて初めて、生きててよかったって思えるんで」

ウーマンラッシュアワーの村本大輔さん(左)と中川パラダイスさん=2014年
ウーマンラッシュアワーの村本大輔さん(左)と中川パラダイスさん=2014年
出典: 朝日新聞社

沖縄と熊本での経験

  こういう漫才に対して、「日本でやっても意味ない」「受け入れられない」という言葉も向けられてきたといます。しかし、それは「みんなが日本という国をちゃんと見ていないから」と村本さんは指摘します。

 その言葉の背景には、沖縄公演で基地問題についての「ようこそ沖縄へ」という漫才をした際に、拍手が止まらなくなった経験があります。
「帰ろうとしたら、音響のおっちゃんが追っかけてきて、涙をためて『ありがとう』と言ってくれたんですよ。その人に『日本中が、関心を持てる場所で僕やりますから』と言ったんです」

  熊本地震の被災地、益城町でも無料漫才を披露。沖縄でも、熊本でも、地元の人たちから同じ言葉を聞いたといいます。
「『忘れないで欲しい』ってみんなが言うんですよ。沖縄の人も『無視されるのが一番つらい』って」

「僕の話にすり替えて、本質的な話をしない」

 今回の漫才への反響は、村本さんへの称賛や批判、「お笑い論」へと広がっています。だが、村本さんは「すぐ僕の話にすり替えるんですよ」と冷静に見ています。
「『芸人があれやっちゃいけない』『テレビであれをやるな』とか、芸人として、ぶっ込む、ぶっ込まないとか、表面上の話ばっかりしたがって、本質的な話をしようとしない。難しいものに立ち向かう勇気がないんですよ」

「『あんなこと言ってたけど、そうなのかな』ってきっかけにすればいいじゃないですか。俺について語るように、みんなで議論しちゃえばいいじゃないか」

ウーマンラッシュアワー村本大輔さん=東京都中央区、池永牧子撮影
ウーマンラッシュアワー村本大輔さん=東京都中央区、池永牧子撮影
 さらにネット上では、この漫才を入り口に、政権批判をする人や、そういう人を嘲笑する人も出てきています。その状況を村本さんは「どちらも、僕のことを利用しているだけ」と言います。
「僕は沖縄の基地について、賛成も反対も言っていない。考えようと言っている。右も左もなく、自分のスタンスを持って、相手を尊重しつつ発言していけばいい」

「論破なんていう言葉は、議論が未成熟なこの国ならではの言葉。ビルって1人じゃつくれないじゃないですか。色んな人の力が合わさってビルができる。議論もそう。論破ってそれを壊すじゃないですか。ずっとビル建たないままですよ」

 自身にとって大事なことは、自由に話し続けられることだと力を込めます。
「正解だとか間違っているとか、ど~でもいいんです。僕はいつも自由に発言する。テレビがなくなっても、ラジオもネットもなくなっても、口と頭はあるわけですよ。誰にも制限されることはないですからね。言いたいことを言うだけですよ。それを伝えるのにエンターテインメントですよね」

ウーマンラッシュアワー村本大輔さん=東京都中央区、池永牧子撮影
ウーマンラッシュアワー村本大輔さん=東京都中央区、池永牧子撮影

https://withnews.jp/article/f0171221002qq000000000000000W06t10101qq000016458A

2017年12月23日土曜日

原発事故発生時、ヨウ素剤を持っていない場合

30倍希釈。
子どもは、水200ccに対してイソジン6.7cc(小さじ1杯強)。
大人は、その倍。



https://daysjapan.net/days-japan-2018%E5%B9%B41%E6%9C%88%E5%8F%B7%E7%9B%AE%E6%AC%A1/

2017年12月20日水曜日

日本政府、東京サミット共同声明から「放射能」を削除

 外務省は20日、1986年4月26日にソ連で起きたチェルノブイリ原発事故の関連文書を公開した。直後に東京で開かれた主要国首脳会議サミット)の議長国だった日本は、原発推進の流れが損なわれることを危惧。声明のたたき台にあった「放射能」や「深く懸念」の表現が削除された。
 ソ連が事故を公表したのは、発生から2日後の28日夜(日本時間29日未明)。被害規模や原因が明らかにされない段階で、5月4日に開幕したサミットで日本が原発推進の機運に水を差さないよう国際合意の取りまとめに腐心した過程が明らかになった。
 1日に作成された「ソ連原発事故対処方針案」で、「原子力発電を推進することの必要性を再確認する」という基本的立場を明記。3日の文書では、サミット議長の中曽根康弘首相が外務省幹部に「日本は死の灰に対し強い関心がある」と述べ、自ら主導して原発事故声明をまとめることに意欲を示した。
 当時、原発はすでに世界の総発電量の約16%を占め、多くの国が原発推進を基調としていた。中曽根氏自身も日米原子力協定の改定を目指し、国内の原発推進の旗を振っていた。当時は東西対立の雪解け期で、同じく原発推進のソ連と歩調を合わせることにもつながった。
 政府は事故を機に反原発に世論が振れることを懸念。4月29日に外務省が在外の日本大使館に宛てた公電では「仮に炉心溶融、爆発といった事故であれば、米国スリーマイル島(原発)事故以上の深刻な影響をわが国原子力政策にもたらしうる」とした。一方で、国際原子力機関IAEA)などからも、原発推進に向けてサミットの議論に期待する声があがっていた。
 声明のたたき台では「事故によって放出された放射性物質がもたらす健康と環境への危険を深く懸念する」と明記。各国に根回しした結果、採択された声明は放射能の危険性について指摘した一文を削除し、「事故の諸影響について討議した」と短く触れただけ。原発については「将来ますます広範に利用されるエネルギー源」と位置づけた。
 日本原子力研究開発機構の田辺文也・元上級研究主席は「日本は事故の原因もはっきりしない段階から『日本では起こりえない』と決めつけ、教訓を学ばなかった。その結果、東京電力福島第一原発事故につながる『安全神話』が醸成された」と指摘する。
     ◇
 外務省による定期的な外交文書公開が20日にあり、1986年を中心に80年代半ばまでの外交記録の25冊のファイル、約6400ページが明らかになった。外務省は東京・麻布台の同省外交史料館で文書を公開するほか、今回初めて外務省ホームページに全データを掲載した。(石橋亮介)
https://www.asahi.com/articles/ASKDN0C4GKDMUTFK01V.html