吉岡町の道の駅「よしおか温泉」にある「物産館かざぐるま」で2018年4月に販売された野生のタラノメから、厚生労働省の抜き打ち検査で一般食品の基準の2倍に相当する1キロ当たり200ベクレルの放射性セシウムが検出され、122パックを自主回収している。これを受けて群馬県も別の野生のタラノメを検査して基準を超えたため、同日、吉岡町内の野生のタラノメに出荷自粛要請を発令した。
今月九日に販売された野生のタラノメから十一日にセシウムを検出。自主回収対象は三~十日の販売分。
物産館によると、農家が自宅一帯で採れた野生のタラノメを出荷し、物産館は栽培品と思い込んで販売。店員は「栽培品と野生の物は区別が難しい。
県によると、政府は野生の農畜産物などを販売する際、事前に検査するように求めているが、この農家は検査していなかった。
県は十七日に同町内で採取した野生のタラノメを検査した結果、三検体から一キロ当たり一一〇~二〇〇ベクレルのセシウムが検出された。
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