2014年5月3日土曜日

みんな、生活がある 汚染は、厳然とある




ナレーション:
警告は活かされる事無く放射能汚染は広がりましたが、
国は復興再生策として放射能で汚染された地域の除染を進め、段階的に住民を帰していく方針を示しています。
  
  MBSディレクター:
  本来、いま「福島」後、のはずなんですけども、
  世間は「福島」前に戻りつつあるという風な感じもするんですが、小出さん、どのようにお考えになりますか?
  
  小出裕章 :
  みんな、生活があるわけですよね。
  「福島」前だってそれぞれの人の生活があって、
  何とかひとりづつが少しでも生活しやすいようにと工夫をしながら営んできた。
  それを変えるということはもちろん大変なことなわけだし、
  放射能に汚染しているからといって
  自分の住んでいるところを捨てて避難をするなんていうことはものすごい苦痛なこと、
  なわけですよね。
  ですから何とか「何でもない」と思いたいわけだし、
  「大した事無いよ」「安心していいよ」と言ってもらえればやっぱり嬉しいだろうし、
  それを受け入れたいだろうと思います。
  庶民の方からもそういう願いがあるわけだし、国の方は「そう思わせてしまいたい」わけですよね。

   ただし、汚染は厳然としてある。

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