2017年10月9日月曜日

トモダチ作戦


「軍の規則により任務中に起きたことについて、
兵士は軍や国を訴えないと定められている。」





福島第一原発から出た放射能の8割は海のほうに流れました
東日本大震災の後トモダチ作戦遂行中のアメリカ海軍ロナルド・レーガンである異常事態が起こっていた
(測定器のアラーム)
(測定器のアラーム)
この動画を撮ったのは兵士自身だ
(ダニエルさん)舳先の辺りの内側にあるいかりの鎖をしまう所に飛行甲板の者は下ろされた。
全員がそこを通るようにしてそこでサーベイが行われた。
兵士の被ばくチェックが行われたのはこのいかりの見える内側
確かにいかりの太い鎖が横たわっている
あの日韓国へ向かっていた空母レーガンは被災者救援のため一転三陸沖へと舳先を向けた
作戦にはアメリカ艦船25隻が参加
4月末まで海上だけで1万7000人を動員した
兵士達は大量の食料衣料品ありったけの飲料水をヘリで運び被災者の救助と救援に当たりました
(ウィリアムさん)アドレナリンが出てハイでした。
水のボトルを見つけては片っ端から箱に放り込んで岸へ送りました。
3000トンを超える支援物資を被災地に運びました
(コディーさん)船全体で持ってる物は全て提供した。
私物から出した生理用品などは残念ながら十分ではなかった。
湧き上がったのは感謝の気持ち
兵士達はわが子から僕だと思って持っててねともらったおもちゃも日本の子供達に
しかし400人を超える米兵らが今東京電力などを相手に訴訟を起こしている事実を私達日本人のうちどれほどの人が知っているだろうか
被ばくして白血病になったとネイザンは言います
被ばくしたことで子宮を摘出し子供を産めなくなったとセシリアは訴えています
放射線に誘発された病気になり両足を切断したとスティーブは静かに語ってくれました
本当にレーガンは放射能に巻き込まれたのか
放射能の流れと空母レーガンの航跡はどのように重なったのか
3月23日飛行甲板では大規模な除染作業が行われた
防護服なしで
除染したよせっけんだけで。
壁もモップがけしました手でね。
これは放射能の除染だと説明は受けていた
アメリカ海軍も認めている
空母レーガンが福島第一原発事故の放射能で被ばくした事実を
今回私達は健康被害を抱える兵士達に直接話を聞くためサンフランシスコに向かいました
兵士達は皆体調が悪い中全米から駆け付けてくれました
リンゼイ・クーパー
この若さでなぜ原告団長になったのでしょうか
(リンゼイさん)まだ21歳なのに自分はもうすぐ死んでしまうのではないかと感じました。
その思いが私が訴訟に踏み切った大きな理由です。
娘はまだ1歳半で親は私しかいません。
私は医療保険に入るお金さえないし訴訟をしなければ自分の治療費も賄えないし。
海軍からは私の病は遺伝的なものだと告げられた。
私は自分の親や祖父母に電話をかけて聞いたけど全く話が合わなかった。
私の家系にそんな問題を抱えてる家族はいなかった。
リンゼイが提訴したことを知ってね一緒に過ごした仲間だよ佐世保で。
中佐に昇進したいと考えていました。
だからとても躊躇しました。
でも裁判に参加した理由を言います。
水兵達のために助けが欲しいのです。
彼らは苦しんでいます私よりもっとひどい状態です。
水兵達の進む道を私が照らして導いてあげたい。
兵士達が訴訟で求めているのは5000億円規模の医療基金の設立です
放射能によるとみられる健康被害の治療費に充てるためです
あの時東京電力がメルトダウンの情報を出してくれれば被ばくしなかったと訴えています
トモダチ作戦から6年半
原告団の中には既に死亡した人がいる
その数は9人
死因は骨膜肉腫白血病さまざまなガン
最初に亡くなったのは空母ロナルド・レーガンでヘリコプターの除染をしていた…
(レスリーさん)彼のレーガンでの仕事は航空機の整備でした。
汚染された機体を除染していました。
表面を削り取ってたので汚染された塗料や金属の粉が飛び散りそのエリアにいた兵士達は皆被ばくしました。
彼の症状が見て明らかに分かるようになったのは海軍を除隊した後でした。
ホルコムを救急治療室に運び込んだ時片方の肺は完全につぶれもう片方は3分の2がつぶれてました。
ほとんど呼吸する力はありませんでした。
その1か月後彼はガンの診断を受けます。
この頃親友としてこの訴訟を引き継ぎました
海軍にいた時だった娘が生まれたんだ。
家庭が全てだった。
とってもやんちゃで典型的な8歳の女の子だ。
幸せで健康だったよ。
ボロボロになった自分の姿を見せまいと娘に会うことなく亡くなりました
3年前のことでした
アメリカ議会に対して国防総省が提出した報告書によればホルコム同様呼吸障害を訴えた兵士は検査した乗組員4843人中931人
国防総省はレーガンの兵士達の被ばくは非常に小さく健康に悪影響を及ぼすものではないと発表している
東京電力もこの報告書を把握している
しかし原告として402人が名乗りを上げています
彼らは本当に被ばくしたのでしょうか
これは…
これを基に作成したのがレーガンの航路図だ
3月12日20時レーガンは北に進路をとり夜半に福島沖を通過翌朝宮城沖に到着している
これに放射能の動きを示すSPEEDIのデータを同じ時間軸で重ねてみる
すると…
13日12時から15時にレーガンは放射性プルームに突入する
あの海軍の報告書にも「現地時間13時ちょうど」
「福島第一原発からの放射能を検知」とある
空母レーガンはどのようにしてプルームに突入したのか航海日誌と証言でたどろう
3月11日空母レーガンは被災者救援のため東北地方の太平洋沖へと急行していた
兵士ウィリアム・ゼラーは艦内にいた
エンジン全開前進全速。
わが艦は救援のため急いでいました。
翌12日14時の保安院会見ではこんな発言が
炉心溶融の可能性があるというか炉心溶融がもう進んでいるんではないだろうかと。
それからわずか1時間半後の15時36分1号機が爆発
その後メルトダウンという言葉は炉心損傷に置き換えられ5月まで封印された
スティーブ・シモンズは艦載機を統括するセクションの士官だった
私達が知ったのは艦長の艦内放送でした。
「福島で原発事故が起きた」と伝えたのです。
12日の深夜空母レーガンは福島の沖およそ180kmの海上を通過した
水のボトルを見つけては片っ端から箱に放り込んで岸へ送りました。
そして13日の朝を迎えた
目に入ったのは子供のおもちゃたくさんの家車ボート…。
(ゼラーさん)悪夢のようでした。
13日8時3号機が1回目のベントを行った
前日に起きた1号機爆発の影響かあるいは3号機ベントによるプルームに空母レーガンは巻き込まれたようだ
原告団長リンゼイ・クーパーは甲板兵
ほとんどの時間船外飛行甲板で作業をしていた
最初のプルームが来た時私達はみんなフライトデッキにいました。
雪が降っていて外はものすごく寒くて…。
ジェット機は1機も稼働していなかったので熱とか熱い空気は全くありませんでした。
すると突然巨大な熱い空気の塊が吹いて来ました。
すぐに口の中に血のような味が。
アルミホイルをかんだような味です。
金属のような味を思い出します。
で頭痛がひどくなりました。
金属の銅みたいな味がした血の味のような。
金属的な味がしました。
一様に金属の味がしたと証言する
実は広島に原爆を落としたB29のクルーも金属の味がしたと語った
スリーマイル島事故時も風下の住民が金属の味がすると語っている
飯舘村でも複数の同様の証言が
なぜかは現代の科学でもいまだ分かっていない
福島第一原発からの放射能を検出した日被ばく検査が始まった
原子炉担当官が配置されガイガーカウンターで汚染検査をした。
制服などが汚染されてれば脱がせ全て集めて山積みにした。
汚染した所はこすり落としたり。
中に入るには全員がスキャンが必要で行列が出来た。
汚染が判明したものは全て1か所に集め破棄した。
(測定器のアラーム)
携帯型のガイガーカウンターが鳴り響く
この映像は13日の午後遅く撮られたものだ
除染作業するエリアに下りると私達は長靴を脱がされました。
床には汚染された長靴が山積みとなっていた
リンゼイも作戦中10足回収されたという
(測定器のアラーム)もしビ〜っと音が鳴れば音が鳴ったものを外し音が大きければ全身全て脱がされました。
私達はそれを笑って見ていました。
あんな状況になっていたのに私達は当時それを深刻に受け止めていなかったのです。
その1時間後放射性プルームを通過したと言われました。
その間兵士達はプルームを吸い続けた
ヨウ素やセシウムだけではない
福島第一原発からは主に31種の放射能が放出された
その毒性はさまざまなのだ
放射性物質が鼻と口から取り込まれると肺に長くとどまり内部被ばくを起こす
さらに血管を通って全身の臓器に蓄積され内部被ばくを引き起こす
13日に放射能を検知した後空母レーガンはプルームを避けるため北緯40度を目指した
最初にやられたのが水のシステム。
次にやられたのが換気システムだ。
それで対策を講じることになりはるか離れた海に逃げ出した。
この時SPEEDIの情報はまだ米軍に渡っていない
渡るのは翌日の14日なのだ
皮肉にもプルームは主に北東方向へ流れた
汚染海域は広がり空母レーガンは行き先を失った
思い出すのは夜中に幹部オフィスのほうから叫ぶ声が聞こえて来たんだ。
「くそっ!」「俺達はおしまいだ」。
放射能に関する情報を集めていた仲間達のそばで作業したり眠ったりしてたらヤツらがこう言ってたんだ。
「気が付くまで2日間も水を飲んでしまった」とか「東電はただの火災だと言っていたのに実際は完全なメルトダウンじゃないか」。
チャド・ホールトとウィリアム・ゼラー
レーガン全体が任務の場だった
働き続けて2日後みんなでシャワーを浴びていました。
その時にアナウンスが流れました。
「こんばんはロナルド・レーガンの諸君こちらは司令官だ」。
「現在福島第一原発の原子炉がメルトダウンし炉から放射能が漏れている」。
「そのために水飲み場から水を飲まないようにシャワーも浴びないように」。
「水を飲んではいけないシャワーを浴びてはいけない」…と言われましたはっきり覚えています。
だってシャワーを浴びていたからですあの放送があるまで私は放射能に襲われていることを知りませんでした。
空母レーガンはおよそ5000人を収容する
大量の水が必要だ
無尽蔵にある海水をくみ上げ塩分を除去して飲み水料理シャワーなど生活用水としているのだ
汚染された水を飲むと消化管の中で内部被ばくを起こし下痢などを引き起こす
既に水をコップで2杯飲んでいました。
飲んでしまったものは仕方がないと腹をくくりました。
飲み水の量は減らしても水を使うのを完全に止めることはできません。
だって料理するには水を使わないといけないのです。
そして3日後にはまた船の水を使うようになりました。
兵士達は汚染された海水を料理やスープなどから摂取し続けて内部被ばくを受けたと主張する
ところが…
その後海軍は報告書でこう結論づけたのだ
汚染告知した同じ日の水のサンプルを以前と同じ精巧な装置で再検査したが検出可能な放射性物質は発見されなかった
内部被ばくの検査はパイロットには行われた
しかし船の上で働く兵士には必要はないとされたのだ
さらに健康被害を最小限に抑えるための安定ヨウ素剤に関しても…
私達はヨウ素剤は一切受け取っていません。
受け取ったという書類への署名を拒否しました。
だって何も受け取ってないのに…。
ヨウ素剤を飲むようにと言われてサインしたけどヨウ素剤はもらえなかった。
あの紙が唯一軍が放射能に対して行ったことと認識しています。
黙ってさっさと署名しろ後で与えると怒鳴られた。
脅されたと思い署名はしたけど後で何もくれなかった。
なぜサインを求められたのか?
なぜ水の汚染はなしとされたのか?
レーガンの母港横須賀基地に取材を申し込んだが一切応じられないとの回答だ
また海上自衛隊幹部が作戦中空母レーガンに乗っていたことから取材申請をしたがこちらも拒否された
米兵達の知りたいことは厚い壁の向こう側に
(倉澤)リンゼイさんの体調についてお話ししていただきたいんですけど。
原告団長のリンゼイ・クーパーは終始飛行甲板にいた
恥ずかしいんですけどしょっちゅうおしっこが漏れちゃうんです。
下痢するのもお腹が痛いのもしょっちゅうで。
あとお尻から血がたくさん出るの。
ジャージーを肘までまくっていたので肘から下の出ていた所の皮膚が時々触ると痛くて焼けるような…。
3日目に手首から肘まで腕が5倍に腫れ上がり体液でパンパン痛みはない。
医者は原因不明だと。
脊椎癒着で一日中痛む骨が痛む。
腸にポリープが出来肛門から血が出る。
ワンブロック歩くとヘロヘロ。
一日休まないといけない。
チャドとゼラーは艦内全体を行き来する仕事だった
すっごくお腹が痛い。
胸も痛い。
誰かにナイフで刺されるような痛みで体を小さく丸めて耐えるんだ。
我々兵士は日々痛みと格闘中だ。
でも誰もなぜだか分からない。
四六時中神経痛があります。
痛みは消えてくれません。
肩の骨が増殖しているし顎の骨がやられて歯は歯茎でやっとつながっている状態です。
去年その日は元気だったのに病院から家に帰ると着いたら2分で倒れて39℃の熱が出て。
母に電話をかけて…お別れのさよならを告げました。
日本への物資輸送の管理を担当したコーディ少佐
飛行甲板およびその下の格納庫を行き来していた
髪が抜け2013年には眉は完全になくなりました。
朝起きるのがすごく痛く2016年に線維筋痛症と診断されました。
(コーディさん)悪化して来てるのが物が飲み込みづらいことと大声で笑ったりせき込むと胸の奥が焼けただれ痛いです。
(倉澤)肛門からの出血は?その通り。
他に切迫性尿失禁もあります。
で性的欲求がなくなりました痛いから。
それまではお盛んだったのよ言うの恥ずかしいんだけれどね。
お前はどこも悪くないと悪くない悪くないと何度も何度も言われて来たけど集まった仲間がこう言うんだ。
私の悪い所は消化器に問題がある。
ほとんど歩けない動けない体中の関節が痛い。
どこもかしこも痛い胸が苦しい息が苦しいって。
それって俺だろ!
(ダニエルさん)…だな。
たくさん兵士が集まると5つ6つの症状のうち…。
(ダニエルさん)似てるよな。
3つが一緒だ。
4つ5つ6つが一緒だという状況が起きています。
私は前みたいに子供と一緒にいろんなことを楽しむ機会を奪われました。
(ダニエルさん)そうだ!肉体的に前と同じ事はできません。
みんなと同じで家に戻った途端へたり込んでしまうんです。
周りからは怠けてるだらしないって言われるし。
(ゼラーさん)7年でチャドが泣くの初めて見たよ。
今回9人が証言で訴えた症状を一覧表にまとめました
痛み生殖機能の障害下血など共通項がたくさんありました
放射線に関する著書もある放射線治療の専門家は…
(倉澤)これ先生初めてご覧になった時どんな印象持たれました?とにかく放射線の被ばくに関してはデータが隠される。
隠される中でこれだけ明らかになったのなら明らかになった部分だけでもいいんですよ。
これだけ明らかになるという機会は今までなかったわけですよ。
痛みは全員が挙げています
放射線との因果関係はあるのでしょうか?
痛みは本人には同情するけれども痛みのメカニズムいっぱいあってこれ放射線と結び付けても否定されちゃいますね。
シモンズ大尉はプルーム後すぐに下痢をしたと証言
リンゼイも皆にひどい下痢が起き漏らしたトイレが満員と証言これは…
下痢は放射線障害プラス腸内細菌の影響とかいろいろ腸の環境の個人差が影響してます。
腹部に放射線治療をすると腸が被ばくするわけですから下痢を起こすんですが1回照射しただけで下痢を起こす人もいるし2〜3回照射してから下痢を起こす人もいる。
確定的影響といいますのは一定線量を超えればもう例外なく100%症状が出現するんですよ。
だからこれ確定的影響だとすればこれだけの被ばくがあったということも言えるし立証が非常に容易でごまかせない。
兵士ら5人が肛門からの出血を訴えています
出血が始まったのは被ばく直後ではなく月日がたってからだといいます
これはどうか
被ばく後の期間が重要ですね。
消化管出血してるとなるとそれは4日目ぐらいに出て来るんですね。
放射線に強引に結び付けても否定されちゃいますよ。
まだ子供がいなくて子供を欲しいと考えている人達がいます。
友人にも2人いますが子供ができません。
彼らは100%生殖能力がないと診断されています。
2人ともです。
私はというと子供を持つのが怖いです。
何か影響が遺伝子的に表れる可能性があるからです。
トモダチ作戦から帰った兵士と妻の間にできた子が出産後間もなく複数のガンにかかり亡くなっています
精子の被ばくが妊娠以前の被ばくでもやっぱり影響が残ってるっていうのはもうみんな分かってることで。
国際機関否定してますけどね。
トモダチ作戦のような状況の後で子供を持つとしたら遺伝子的な問題が子供に受け継がれないと誰が言い切れますか?
骨膜肉腫で亡くなったホルコムのケースは…
(名取さん)骨膜肉腫とこれ因果関係証明できないでしょ。
では髪の毛が抜けることと放射能との因果関係はどうでしょうか
プルームの1週間後髪の毛が薄くなっていることに気付きました。
事故の直後から髪の毛が抜け始めました。
毛根の…。
髪の毛を作ってる所があるんですね。
そこの細胞がやられちゃうんです細胞死です。
髪の毛の生えてる部分が被ばくすればもう確実ですね。
100%ですよ。
確定的影響として脱毛が起きる被ばく線量は3シーベルトかなりの高線量だ
原告の健康被害と放射線の因果関係を立証するのは極めて困難といわれている
重い症状の兵士らもその胸の内を語ってくれました
エセックスに乗りトモダチ作戦に参加した…
およそ1年半後です。
突然体重が減り寝汗をかき倦怠感が激しくて目が見えなくなりました。
病院に行くと血液検査をされました。
普通の人の白血球は1万から2万くらいですが私の場合は33万6000でした。
幹細胞移植を受け経過観察中です。
ネイザンの場合は複数の医師が放射線の影響だと診断しているという
…でトモダチ作戦に参加したのは民間人のセシリア・グティレス
被ばくした直後からいろいろなことが起きました。
月経の異常出血が何か月も続いたので船を降りて婦人科に行ったらその後子宮を摘出されました。
もう子供を産むこともできません。
本当に最悪でした。
友人はみんな子供がいます。
子供を産むことを奪い取られました。
(倉澤)子宮を摘出した理由は?異常な細胞が検査で出て医者も出血を止められなかったし痛みがひど過ぎました。
医師は原因が何かということは説明はなかなかできないわけですね。
1人も説明してくれません。
セシリアはEDTAという体内に入った重金属を取り出す治療を受けた
どういうような重金属が入ってるというふうに検査では分かったんですか?鉛アルミセシウムガドリニウムタリウムスズウラニウムです。
もし体の中にあったとすると重金属を含んだ食べ物を食べたというしか私は考えられない。
ウランが出すのはα線
紙一枚で止められるが体内に取り込むと周辺の細胞を集中的に傷つける
セシリアの体内でも…
医師はセシリアの病状が放射能と重金属によるものと診断書に明記した
この夜両足を切断したスティーブ・シモンズがはるばる駆け付けてくれました
今年3月23日に私は両足の膝上切断手術を受けました。
足が紫色になり氷のように冷たくなりたびたびドライアイスで焼けつくような冷たさになり…。
医師はいくら治療をしても進行して行くのでこのまま放っておくと血液に菌が入って敗血症などになる可能性があると心配しました。
放射線誘発の「神経障害および筋肉の疾患」と診断されました。
最悪の症状はプルームに入っておよそ8か月後に始まったといいます
最初に実際に起こったのは基地に向かって運転していて気を失ったことでした。
気分が悪くて何かがおかしかった。
気を失った後はひどい寝汗をかいたりシャワーで全身の毛が抜けたり全く原因が分かりませんでした。
彼がシャワーから出て来た時のことを覚えています。
(サマーさん)体を拭くのを手伝ったらとても柔らかい布でしたが腕の毛が抜けました。
その時が手助けなしに彼が自分の足で歩くことができた最後になります。
私はガンを経験しています。
だから放射線を受けるとどうなるかを知っていました。
少しずつ全体像が見え始めました。
体重減少発熱胃腸障害。
体毛喪失。
全てが放射線被ばくにつながります。
つじつまが合います。
私が被ばくの問題を持ち出すたびに軍の医師全員が否定しました。
私の苦しみと放射線と関連があることを誰も認めたがらなかった。
2014年に医療退役をさせられました。
同じ年に夫の葬式の準備をしたほうがいいと医師から言われました。
その時点で延命治療を拒否する書類に署名しました。
(スティーブさん)妻は今でもそれを持っています。
夫は表に出しませんが激しい痛みに苦しんでいます。
毎日。
ほんの軽く触っただけで激痛に襲われます。
夫に痛みを感じさせない触り方を学ばなければなりませんでした。
妻がこんな思いをするべきではない。
痛い思いをさせないで性的関係を持たなければならないなんて…。
(倉澤)放射能によってね足を失うっていうのはすごく私も悲しいことなんだけれどもこれを記録するために彼の足を見せてもらっていいでしょうか?私は全てをお伝えするためにここに来たのですから何でもしますよ。
(倉澤)Hi.Welcome,Comeonwelcome.
セシリアやスティーブは症状の悪化が進んでいます
そんな中ようやく裁判が始まろうとしています
私は全てのレベルで勝訴すると信じています。
ところで兵士達が訴えているのは東京電力などであってなぜトモダチ作戦を行ったアメリカ政府や海軍を訴えないのか
それは軍の規則により任務中に起きたことについて兵士は軍や国を訴えないと定められているからだ
訴訟の中で東京電力側は日本での裁判と訴えの却下を求めている
原告の兵士らは作戦を遂行したアメリカでの裁判を主張して来た
東京電力に尋ねた
402名の米兵らが健康被害を訴えている裁判についてどう考えているか
東京電力の答えは「裁判の中で明らかにして行きます」
提訴から5年の歳月がたった今年8月ようやく裁判がアメリカで動きだした
しかし兵士らの健康状態は悪化し続けている
私は全てのレベルで勝訴すると信じています。
この自信はどこから来るのか?
政府は米兵が浴びた放射線量は大西洋を飛行機で飛んだほどとしていますがそれは汚染された空気を吸っていただけでなく汚染された水を飲んだり料理を食べたりシャワーを浴びたり歯を磨いたりを無視しています。
既に医学の専門家の証言を得ています。
福島の放射線被ばくが水兵達に障害をもたらしたという意見書を第九巡回裁判所に提出済みです。
かつて大統領を目指したジョン・エドワーズは原告団の弁護士に加わった
アメリカには世界中の企業が恐れる司法制度があると力説する
(ジョンさん)ディスカバリーという制度は真実を追求する上で必要不可欠なものです。
なぜなら東京電力は例えば私達が現在持っていない情報日本国民が持っていない情報日本の法律の専門家も持っていない情報をたくさん持っています。
ディスカバリーによって我々はアメリカで訴訟を戦うために必要な真実を手に入れる能力を持つでしょう。
その同じ情報を日本の法律の専門家も利用することができることになります。
この水兵達の訴訟は日本で訴訟を起こしている犠牲者の人達に正義と公正さを届けることができるのです。
もう一つ兵士達が期待するのが陪審員制度だ
国の命令で日本のために命を懸け健康障害を訴えている米兵達に陪審員はどんな判断を下すのだろうか
兵士達が訴訟で訴えたいことは…
トモダチ作戦に参加した兵士だけでなく支えてくれた軍属など民間人家族の生活にも大きな影響を受けています。
国のために尽くしたことで負った障害のため多くの個人が生命保険になど入れません。
(スティーブさん)自分に何か起きたら家族の面倒を誰が見るのでしょうか。
私達が将来にわたって経済的な安定を担保することも私のもう一つの目標です。
息子と過ごす時間を奪われたことに対する補償を求めたい私達は被ばくのためおそらく何年か早く死ななければならないだろう。
だからこそ私は原子力の現実についてだけでも人々に訴えたい。
自分の子供にメルトダウンとか被ばくなんて経験してほしくないんだ。
親としては一番大事なのはこのことなんだ。
この裁判は日本の福島の人達にとっても非常に重要な裁判だと私達は思っています。
きちんとした補償が受けられない人達がたくさんいると聞いてひど過ぎると思います。
この裁判が福島の人達を守る傘になることを願ってます。
私達は同じ船に乗っているのです。
私は全ての症状を記録しているからそれを福島の人達とシェアしたい。
福島の人も自分達だけではないと知ってほしい。
脱毛皮膚の乾燥長期の大量出血極度の体重増加片頭痛皮膚疾患吹き出物すごくひどい頭痛…。
9人も死んでしまった…
トモダチ作戦で頑張ってくれた若き米兵らが原発事故の放射能で被ばくして健康を害したとして402人が裁判を起こしていることをあなたは知っていますか?



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